埼玉青大丸なす

aonasu.JPG

埼玉青なす(さいたまあおなす)は、
正式名称「埼玉青大丸なす」といい、
明治時代に埼玉県に導入され、栽培されてきました。

ナスの紫色を出しているアントシアン系の色素がないので、
昔は白なすとも呼ばれていたそうで、果実は緑色をしています。

きんちゃく型のナスで、果重は300〜450g位と大きめです。
地元ではとろとろ茄子とも呼ばれているそうです。

収穫期は夏から秋。
露地への定植・播種は、地温が18℃以上と充分温かくなってから行います。
葉に充分日光が当たるよう株間をあけ整枝します。
高温乾燥期は敷わらをして、水をたっぷりとやります。

昔は奈良漬け用に経済栽培され、味噌汁や煮物用の食材と重宝されてきました。
肉質が堅めなので浅漬には不向きです。

果肉がしまり、しっかりとした食感は煮物や焼きなすなどに最適です。
煮ても紫黒色の色素が溶け出さないので、焼きナス、煮物、炒め物、汁の具など
さまざまに使えます。
普通のなすに比べてアクが少なく、洋風の料理にも使えます。
フランス料理によく合うということです。

ジャムやパイなど、お菓子にもなるそうですね。

加熱するときれいな緑色は消えて、茶色に近い色になってしまいます。
でも、果肉はとてもなめらかです。
posted by ffyasai at 11:54 | 伝統野菜

下仁田ネギ

下仁田ネギは群馬県のネギ。

下仁田ネギはずんぐりと太くて短く、白い部分が多めです。
関東のネギのなかでは品質も一番と呼ばれるほど、おいしいネギです。

薬味にすると、ピリッとした辛味がありますが、
煮るととろっとして濃厚な甘味が出るのが特徴です。
豆腐のようにやわらかくなる、とも言われます。

下仁田地方では、ネギを収穫するとぬたを作るそうです。
また、焼きネギとしてもおいしく、酒の肴にも向いています。


下仁田ネギの栽培は古く、かつては幕府にも献上されていたため
殿様ネギなどと呼ばれていたこともあるそうです。

西牧ネギ、上州ネギとも呼ばれていました。

上州の名物といえば、冬の冷たい北西の風、からっ風ですが
この冷たい風が吹くころになると
下仁田ネギは味に深みが生まれてくるといわれています。



posted by ffyasai at 14:16 | 伝統野菜

ウコギ

ウコギは野菜というより山菜という感じですが
現在は、山形県や長野県で栽培されています。

ウコギというと、生垣として庭先などに植えられている場合も多いのですが
山菜のように食べることのできる伝統野菜でもあるんですね。

ウコギにはビタミンやミネラルが多く含まれていることが分かっていて
免疫機能アップやアンチエイジングなどに期待されています。

ウコギには独特の風味があり、おひたし、天ぷら、佃煮などにして食べます。
油いためもおいしいそうです。

塩茹でしたものを刻んでよく絞り、塩をふってご飯にまぜるのも美味。

ウコギは木全体に鋭いとげがあるので、摘み取るときには注意が必要です。
このとげのおかげで防犯用の生垣としても使われ、
そもそもそうした生垣をつくったのは直江兼続だとも言われています。

非常食としてウコギを推奨したのは米沢藩主だった上杉鷹山だったそうです。

ウコギの収穫は春で、若芽、若葉、若い茎と
順番に食べることができます。

収穫してから剪定を行って、次の年に育つ枝を確保します。
伝統野菜としてのウコギ、身近に栽培していざというときの食料に。
posted by ffyasai at 13:52 | 伝統野菜